南知多町公式note

愛知県知多半島の先端「南知多町」から情報発信!今、南知多町がどんな取組をしているのか?…

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愛知県知多半島の先端「南知多町」から情報発信!今、南知多町がどんな取組をしているのか?どんな事業に力を入れているのか?これまでとは違った切り口でお届けします。

最近の記事

【まとめ記事】2年で理想的なDXをした南知多の組織改革とは

「どうした?南知多?」   これは自治体DXを始めた時の役場職員からの一言だ。   昨今、企業や自治体のDX推進が叫ばれている中で、   「正直どうすればいいのかよくわからない。」 「いますぐに取り掛かるほど必要性を感じない。」   と、このように感じるのが本音ではないだろうか?   これからこの記事で紹介するのは、愛知県の南部にある南知多町で実際に行われた自治体DXについてだ。   南知多町はこの取り組みによって以下のような成果を得ることができた。 プロジェクトリーダーの

    • 南知多を変えた3人のヒーローを紹介!縦割り行政で感じたリアルな苦悩

      「南知多町が南知多町とし生き残るためにはどうすればいいのか?」   その答えを求めて立ち上がった結果、まだ課題は残るものの、組織改革を進めることができた南知多町。やるべきことを自分たちの力で考えて、実行できるようになった。   ここで、これまで南知多が行った一連のプロジェクトについて、もう一度振り返っておこう。 組織が得た成果は大きかったが、望むような結果は得られなかったトップダウン型プロジェクト。 グッジョブ運動が大成功により次代のリーダーが成長したボトムアップ型プロジェ

      • 南知多を存続し続ける2本の柱|官民共創とふるさと納税PJ始動

        「南知多町がなくなってしまったら、友達に申し訳ない。」 「子供のために南知多町という名前を残したい。」   南知多町の中堅職員の熱い思いで動き出した組織改革プロジェクトを経て、次第に南知多町が次のステップに移るイメージができるようになってきた。   管理能力を向上させることもでき、、プロジェクトを進めることに対する経験を積むこともできた。内部の問題解消という意味で、南知多の組織体制はかなり整いつつある。   さぁ、次の準備は整った。   南知多をこれから先ずっと存続させるため

        • 南知多町と職員の強固な連携が生まれた意外な提案とは?|すべての準備が整った南知多

          大成功に終わったボトムアップ型プロジェクトリーダーの育成プロジェクト。   グッジョブ運動という新しい取り組みに挑戦した結果、26もの提案が出され、そのほとんどが実施に向けて動いたことは、南知多にとって大きな前進であった。   このグッジョブ運動、実は想定外の大きな成果を残していた。   その成果とは、町長と職員の信頼関係の構築だ。 グッジョブ運動のある提案について、町長は大反対をしていた。しかし実際に提案が実行されると、意外にも町民からの反応は良く、職員からも好評であった

        【まとめ記事】2年で理想的なDXをした南知多の組織改革とは

          横断的に調整するプロジェクトリーダーの誕生|南知多を変えたボトムアップ型プロジェクト推進とは

          前回の記事で紹介したトップダウン型マネジメント能力向上プロジェクトの結果は、期待していたものに繋がらなかった。 この時、外部の河上氏を登用したにも関わらず、その機会を十分に生かすことができず、知識やノウハウの吸収ができないことに、南知多は悩んでいた。 トップダウン型プロジェクトについて振り返ったところ、幹部職員陣はプロジェクトを進めるというよりも、最高意思決定機関として位置付けていたので、組織として幹部が動くのではなくて、下の者がプロジェクトに責任を持って動く方が南知多に

          横断的に調整するプロジェクトリーダーの誕生|南知多を変えたボトムアップ型プロジェクト推進とは

          見えてきた、南知多が抱える組織問題の本質とは?|トップダウン型プロジェクトマネジメントの向上

          「組織改革のためにまずは管理職の能力向上が第一だ!」 「プロジェクトマネジメントを向上して組織改革をしよう。」 このように意気込んで始めたトップダウン型プロジェクトマネジメントだったが、思うようには成果が得られず、組織改革の難しさを痛感した。 そして改革は、開始直後から3ヶ月間、完全に停止した。 【南知多町の組織改革4施策のうち、今回紹介するのは1つ目】 南知多はトップダウン型マネジメント能力向上プロジェクトを通じて、プロジェクト当初思い描いたような成果は得られなかった

          見えてきた、南知多が抱える組織問題の本質とは?|トップダウン型プロジェクトマネジメントの向上

          名古屋から離島へ!!!篠島へ移住して気づいた島の魅力を聞いてみた。

          前回、篠島(しのじま)デューテラスの代表取締役の新美大二郎さんのインタビューをしました。 島のお話から「日本人の誇り」を取り戻したい、伝えたいという熱い思いをお聞きすることができました。 前半のインタビューはこちらよりご覧いただけます。 格好つけないからこそ、対等に話ができる。篠島の漁師兼経営者が語る「今、求められる島の存在意義」|南知多町公式note 最初は、篠島出身の漁師でもある新美大二郎さんと、日本のステーキチャンピオンである東大介さんを中心に仲間が集まって、篠島で

          名古屋から離島へ!!!篠島へ移住して気づいた島の魅力を聞いてみた。

          格好つけないからこそ、対等に話ができる。篠島の漁師兼経営者が語る「今、求められる島の存在意義」

          知多半島の先っぽの町「南知多町」。 その南知多町師崎フェリー乗り場から10分ほどで行くことができる離島、篠島(しのじま)。 そこに、ステーキチャンピオンのお肉が食べられ、漁師が育てた牡蠣を食べられるお店として、数々のメディアにも紹介されている篠島デューテラスがあります。 今回は、篠島デューテラスの代表取締役の新美大二郎さんのインタビューをしました。 新美大二郎さんは、漁師でもあり、ここでお出ししている牡蠣の養殖にも取り組んでいます。 篠島の歴史や魅力を伝えることを通し

          格好つけないからこそ、対等に話ができる。篠島の漁師兼経営者が語る「今、求められる島の存在意義」

          縦割り行政を超えて実現した南知多の組織改革|見えてくる本質的な課題とは

          名古屋市から1時間のリゾートと言われるほど、美しい風景に溢れている、南知多町をご存知だろうか? 日本の渚100選に選ばれている美しい白浜の「内海海岸」。 季節の花を楽しめる映えスポット「花ひろば」。 海の幸が豊富な離島「篠島」「日間賀島」。 南知多町の海岸沿いをドライブすれば、綺麗な夕日や富士山を見ることもできる。 美しく、魅力的な風景が溢れている町だ。 そんな南知多町の行政は、一時は行政特有の組織文化による深刻な問題を抱えていたが、いまその壁を打ち破りつつあり、官民共

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          幕末から明治にかけて大活躍!海の男の熱いロマンを感じる大豪邸

          内田佐七って誰?伊勢湾と三河湾の2つの海に囲まれた、知多半島南端の南知多町。 東海地区でも屈指のビーチリゾートとして夏には大勢の観光客が訪れますが、南知多町で必ず行くべきスポットはビーチだけではありません! 特に歴史マニアや建物マニアにはたまらない大豪邸が残されているのです。 それは……、旧内田佐七家!!(ちなみに国の重要文化財) そもそも「内田佐七って誰?」という人がほとんどかもしれませんが、 内田佐七さんは4人います。 なんだか急にミステリーっぽくなりましたが、 昔

          幕末から明治にかけて大活躍!海の男の熱いロマンを感じる大豪邸

          知多半島の最南端でナゾのNEWスポーツが流行中!?

          適度な運動、やってます?健康を維持するためには“バランスのよい食事”と“適度な運動”なんて 言葉をよく聞きますが、 「じゃあ、適度な運動って実際にどれくらい!?」 って、思ったことはありませんか? 020年に世界保健機構(WHO)が発表した最新のガイドラインでは、 18~64歳の一般的な成人の場合、 中強度の有酸素運動を週に150~300分程度 (例えば、笑顔で会話できるペースの軽いジョギングを1日30分×週5日) もしくは、 高強度の有酸素運動を週に75~150分程度 (

          知多半島の最南端でナゾのNEWスポーツが流行中!?

          新たな魅力や価値を生み出す商工業

          農業や漁業、いわゆる「1次産業」は私達の生活を支えている側面が大きいにも関わらず、近年、従事者の高齢化や後継者不足により、1次産業従事者は減少傾向にある。   これはある種自治体にとっても非常に大きな悩みの種である。特に郊外では、ブランド米やその他有名な農作物等を通して町独自の魅力を伝えてきた自治体が数多くあるが、そのような自治体にとって1次産業が衰退することは、その自治体の魅力度やブランド力の低下を招いてしまう可能性もある。 つまり、1次産業が衰退してしまうことは商業的な

          新たな魅力や価値を生み出す商工業

          社会課題を、ビジネスチャンスへ。南知多町が取り組む「持続可能なまちづくり」とは?

          2015年に国連でSDGs(持続可能な開発目標)が採択されて以降、社会課題に対する人々の意識は高まっています。「健康や福祉」「海・陸の豊かさ」「住み続けられるまちづくり」など、身の回りには解決すべき課題がたくさんあります。 それは、南知多町も例外ではありません。知多半島の南部に位置する南知多町は、愛知県のリゾート地としての側面を持つ一方で、人口減少と高齢化の進行により、空き家問題をはじめとするさまざまな課題を抱えています。 その解決策として、南知多町が取り組んでいるのが官

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          「食べもので命を豊かに」元ギャル服デザイナーの自然と共生する農業への挑戦

          南知多町には、自然と共生する「循環農法」を行っている農園が40年以上も前からあります。 まだ「無農薬栽培」が一般的に知られていない頃に開業、年間を通じて美味しい野菜や玉子を全国に発送しています。 「とりのさと農園」二代目の秦 由岐穂(しん ゆきほ)さんに、名古屋市在住ライター古野孝治がインタビューをしました。 ※農業を始めたきっかけや農業に対する思いを詳しくお聞きした前回のインタビューはこちらよりご覧いただけます。 秦さんは元々、東京でギャル服のデザイナーをやっていた

          「食べもので命を豊かに」元ギャル服デザイナーの自然と共生する農業への挑戦

          「みんなが気持ちいい農業を」元ギャル服デザイナー、自然と共生する農業を始める。

          南知多町には、自然と共生する「循環農法」を行っている農園が40年以上も前からあります。 まだ「無農薬栽培」が一般的に知られていない頃に開業、年間を通じて美味しい野菜や玉子を全国に発送しています。 「とりのさと農園」二代目の秦 由岐穂(しん ゆきほ)さんに、名古屋市在住ライター古野孝治がインタビューをしました。 ※東京と南知多町での生活の違いや、どうして多様性が大事なのかなどを 根掘り葉掘りお聞ききした後半のインタビューは以下よりご覧いただけます。 秦さんは元々、東京で

          「みんなが気持ちいい農業を」元ギャル服デザイナー、自然と共生する農業を始める。

          運命の出会いで島に嫁入り!トゥクトゥクを乗り回す名物女将に日間賀島のことを聴いてみた

          名古屋から1時間半で行ける島があるってご存知ですか? フグやタコが名産で、島全体がどことなく懐かしさを感じて、ゆったりと癒やされると、密かな話題になって、リピーター続出中なんです。 そんな島が「日間賀島(ひまかじま)」です。 今回は、ひょんなことから日間賀島に嫁いだ「島の宿 あじ浜」の女将 鈴木佐代子さんに、名古屋市在住ライター古野孝治がインタビューをしました。 運命の出会いで島に嫁入り ― ― 日間賀島の宿の女将にはどのような経緯でなったのですか? 私の主人の家族が

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